実在する競走馬をモデルにしたゲームアプリである「ウマ娘」。
既に世間では大人気ゲームアプリの一つになっている人気っぷりで、アニメにもなっている程の加熱具合。
そんなウマ娘のコスプレをする人たちも出てきている中で、コスプレをする際に「規約」に抵触しないか？というのもコスプレイヤーは気になるところではないでしょうか？
そんなウマ娘のコスプレをする時に気になる規約はあるのかどうか？規約違反の事例などはあるのか？について調べてみましたので参考にしてみてください。
ウマ娘のコスプレに関しての規約は現時点で無い
ウマ娘のコスプレ自体に対しての運営会社のサイゲームズ側から出されている規約というものは現時点では特段確認はできていません。
次の項目でお話いたしますが、サイゲームズからの注意喚起などは2018年に公式サイトで出されています。
なので現時点ではウマ娘のコスプレをするにあたっての厳密な規約は存在しません。
ただ、規約が無いからと言ってどんなコスプレもしても良いのかというと必ずしもそうではないでしょう。規約が存在しない以上、違反にはなりませんが、あくまで制作側には「著作権」が存在します。
音楽・アニメ・映画・マンガ等の作品は、創作した人がそれぞれ自分の想いや感情を作品として表現したものです。この表現したものを「著作物」、著作物を創作した人を「著作物」と言います。そして「著作者」に法律上与えられている権利を「著作物」と言います。「著作権」として、著作者には著作物を他人が利用することを許諾したり禁止する権利等が認められています。この権利により、著作者は自身の著作物が利用される時に正当な対価を得ることができ、その対価が更なる作品を生み出すことにも繋がります。
引用元：https://www.bunka.go.jp/seisaku/chosakuken/kaizoku/kihon.html
規約は無いけれども、コスプレ衣装そのものに著作物性が認められるケースは非常に低いと言えます。
例えば、ウマ娘の人気キャラクターの「トウカイテイオー」の衣装も著作物と認められる可能性は低いということです。
衣装そのものに著作物性が認められる場合は少ないですが、例えばコスプレイヤーの使用しているキャラクターの衣装のデザインがハイクオリティでかつメイクも忠実にそのキャラクターを再現している場合。
そのハイクオリティのコスプレ写真を撮影したとして、これは「イラストの著作権侵害」に抵触する可能性はあります。
要は、あくまで衣装そのものに対する著作権侵害ではなくて、再現度合いが高いコスプレをした場合にはそのクオリティによっては「イラスト」の著作権侵害と判断される場合もある、ということです。
ウマ娘のサイゲームズからの異例の注意喚起
ウマ娘のコスプレに対する規約は特段ないのですが、運営会社のサイゲームズからは表現に関しての注意喚起が2018年6月2日にウマ娘の公式サイトで出されています。
注意喚起ではあくまで「キャラクターやモチーフとなる競走馬のイメージ」を著しく損なう表現は行わないように配慮して欲しいと言っています。
あまりにも過激なコスプレや公序良俗に反するコスプレなどはまさにキャラクターのイメージを損なうものに該当する可能性はあるかもしれませんのでご注意ください。
このように運営会社側から注意喚起が出されることは稀なケースで、当時Twitterではウマ娘の同人活動がNGなのではないか？と話題になりました。
これに関しては後半で見ていきます。
ウマ娘のコスプレに対して馬主の著作権について
結論、馬主には著作権自体は発生しないです。
ウマ娘のコスプレ以前に、ウマ娘にはゲームやアニメ等様々な形式はありますし、何しろ制作において多くの人々が関わっています。また、著作物も沢山含まれます。
よく問題になるのは「イラスト（絵）」です。
そして著作権はあくまでウマ娘のキャラクターやそこに登場してくるイラストを描いた人物に対して発生するわけです。
なので馬主には著作権は無いというのが答えになります。
そして、実際のところは分かりませんが、このようなゲームやアニメを制作する際には、原著作物となるイラスト（絵）を描いた人から著作権の譲渡を受けているのは通常です。
なので、著作権は運営会社のサイゲームズに帰属していると考えられるので、馬主にはこの点において関わる権利が無いというわけですね。
ウマ娘のコスプレでエロが必ずしもNGとは言い切れない？
答えを先に言ってしまいますと、基本的にはNGです。
というのも、先程から見ているように馬主には著作権は発生しないのですが、コスプレをするということは、ウマ娘のキャラクターの服装や容姿を元にイラストを作成することになります。
つまりウマ娘の二次制作物に該当します。
このような二次制作物は運営会社であるサイゲームズの所有する著作権の侵害に該当してしまう為、違法に当たると言えてしまいます。
なので、例えばウマ娘のコスプレをするとなった時に、そのコスプレがエロいか否かに限らず合法かどうかの観点で言えば「イラスト」を伴う場合はNGということになります。
先程も説明したように、衣装などを制作する場合は各キャラクターのイラストを描いて制作すると考えられるので、著作権侵害にあたってしまうわけですね。
ですので、あくまでウマ娘のコスプレに関する規約はないものの、著作権は存在するので、自己責任で判断いただければと思います。
ウマ娘のコスプレに関する規約のまとめ
今回は規約が存在するのかどうかを見てきましたが、規約自体は今のところ正式には出ていません。
しかし、根本的にウマ娘の著作権自体は運営会社のサイゲームズに存在しているので、多少のコスプレは会社サイドで目をつむっているのかもしれませんが、合法違法で言えば違法に当たるので扱いには自己責任で判断しましょう。
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